調査時点別 建造年度一隻数 グラフ
上のグラフは各調査時点での、建造年度と隻数を表している。これをみると、船齢20年(1976年建造)程度までの隻数の山は、多少の誤差はあるものの傾向としてほぼ一致している。この建造年度一隻数のグラフが本来は一致するはずであるが、ズレが生じている原因は、本資料がアンケートによるとりまとめのものである点の他に、チャーター等により道外で稼働しているケース、あるいは中古船としての転売や買い入れを行ったケース等の諸理由が考えられる。
1996年時点の隻数をみると、1980年建造(船齢15年)のものが21隻と多く、先に述べてきたように、この建造年度あたり以降の船について、今後順次スクラップ時期にさしかかっていくものであることが予想される。
それでは以下、建造年(船齢)に対する吊り能力をもとにした、今後の作業船需要について、スクラップ&ビルドの更新新造を切り口とした需要規模予測を行うこととする。シミュレーションを行うに当たっての条件としては、以下の項目を設定する。
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